事例紹介

Case Study

導入事例

名古屋大学様及び中部電力株式会社様(販売カンパニー法人営業部)とのエネルギーマネジメント分野での共同研究

Azure Machine Learning Studio 及び
Power BIを利用し予測分析結果の可視化を実現

取り組み概要

エネルギーマネジメント分野におけるAI活用検討のため、日本マイクロソフトの提供するクラウドプラットフォームMicrosoft Azureの機械学習機能である 「Azure Machine Learning Studio」及び、統合ソリューション Microsoft 365 のデータ分析ツールである「Power BI」での実証実験を実施いたしました。

本プロジェクトにおいて、ナレッジコミュニケーションは名古屋大学様の校舎における過去の電力利用状況を元に各部屋の利用形態予測モデルの構築を行いました。

依頼から約2ヶ月の期間で予測モデルの構築及び予測結果の可視化を行いました。

ツール選定のポイント

  • 日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム Microsoft Azure におけるブラウザーベースの機械学習・AI オーサリング環境である「Azure Machine Learning Studio」を利用することで他のAI構築と比較し10分の1のコストで利用できることが想定できたこと
  • 「Azure Machine Learning Studio」には多様なアルゴリズムがはじめから用意されており、仮説検証が最短で実現できるサービスであったこと
  • Microsoft 社提供 BI ツール「Power BI」採用することで、シームレスに分析結果の可視化を実現できたこと
  • 「Azure Machine Learning Studio」 で実装されている Web サービス化機能を利用することで既存システムに対し、容易に予測システムに API を組み込むことができたこと

本取り組みで得られたもの

  • 経験的に分類できると考えられていたデータに関して、データに基づいた関連性を立証できた。
  • 「Azure Machine Learning Studio」を始めとする Microsoft Azure 上のサービス群も併せて利用することで短期間にも関わらず有意な結果が得られたこと。
  • PoC期間(モデル作成、データ加工、レポート作成)およそ2か月で完了したこと。

アウトプットサンプル

■ Azure Machine Learning Studio 画面例

■ PowerBI 画面例

将来展望

将来的には今回得られた取組を利用し、建物全体の利用状況からリアルタイムにエネルギーマネジメントを行う環境の実現を検討しています。

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